私たちのストーリー

私の医療の原点は、日本の大学病院の外科病棟でした。正確さと献身、そして今まで見てきた中でも最高水準の看護に出会った場所です。医療を別の角度から見たいという思いから、カナダで看護を学び、その後はプリンセス・クルーズの船上看護師として海へ。さらに米国の看護師免許を取得し、3か国・数えきれない文化をまたぐキャリアに、また新たな視点が加わりました。

その道のりを通じて、ずっと心に残っていたことがあります。日本の医療は本当に素晴らしい——けれど、日本語が話せない人や制度の仕組みを知らない人にとっては、まるで手の届かないもののように感じられてしまう、ということです。


ずっと見えていた「すき間」

国際結婚をして日本で家族を育てるなかで、深く共感できる形で困っている人たちに出会うようになりました。病気そのものではなく、「どこに行けばいいのか分からない」ことに苦しむ人たち——駐在員、旅行者、長期滞在者。具合が悪かったり怪我をしたりしても、どのクリニックへ行けばいいか分からない、受付で言葉が通じない、そもそも日本の医療制度を使えることすら知らない、という人たちです。

同じころ、日本各地の救急やクリニックで働くなかで、その壁の反対側も見ていました。素晴らしく腕の立つ医療者が、外国人の患者さんが入ってくると目に見えて不安そうになる——助けたくないからではなく、すき間を埋める手立てがなかったからです。

双方が努力していました。けれど、どちらにも必要なものがなかったのです。


healthtomo が存在する理由

2年前、私はずっと「あればいいのに」と願っていたものを、自分でつくることにしました。国際的なクリニックや、英語対応(あるいは外国人患者の受け入れ準備が整った)医療者を簡単に見つけられて、患者さんが検索・予約できるだけでなく、知識を備えて準備した状態で来院できる——そんなプラットフォームです。

名前にすべてが込められています。Health(健康)——それがこのサービスの目的だから。Tomo(友)——日本語で「友だち」を意味し、また「明日(ashita)」にも通じます。不慣れな制度のなかを一緒に歩く「友」でありたい。そして、誰もひとりで立ち向かわなくてよくなったとき、より健やかな明日が訪れると信じています。

目指すところはシンプルです。最適なクリニックを見つけ、予約をとり、クリニック側にも受け入れの準備を整えてもらう——ドアをくぐったその瞬間から、本当にケアが始められるように。


創業者について

日本と米国の両方で看護師免許を持ち、日本各地の外科病棟・救急・クリニックで勤務。プリンセス・クルーズの船上看護師を務めたほか、JICAの医療遠隔プロジェクトを通じてケニアやトンガでの国際保健にも携わり、医療通訳の支援も行ってきました。

healthtomo は2024年に始動。以来、神奈川ビジネスグランプリのセミファイナリストに選ばれ、HVMC アントレプレナー・プロジェクトにも取り上げられています。

日本で暮らし、働き、旅するすべての方へ——必要なとき、私たちはここにいます。